ダブルスキンファサード

Double skin façades

ダブルスキンファサード
という選択

エコロジーファサードデザインの
「キーワード」
  • 1太陽の熱と光を最適化
  • 2高い外皮性能と日射コントロールで省エネルギー化
  • 3自然光を利用しながら、日射遮蔽と日射熱取得を共存

ダブルスキンファサードの建物は、自然と繋がることで環境負荷を減らし、
サスティナブルな未来に貢献します。

30 St Mary Axe

30セント・メリーアクス(イギリス ロンドン)

ダブルスキンファサード
とは

ダブルスキンファサード(Double skin façades)とは、その名のとおり2枚のガラスで構成されています。
その2枚のガラスにはさまれた空間はひとつの空気層となります。
もっとも一般的なダブルスキンファサードは、ガラスの間の空間(以降キャビティという:Cavity)内の空気を積極的に移動させたり、キャビティ内の温度によっては、空気をバッファーさせ外皮性能を高めます。
キャビティ内のスペースは、数10cmから数メートルまでのタイプがあり、熱に対する断熱材として高温と低温の両方で建物の熱効率を向上させます。温熱環境を最適化し、自然光利用を最大化するダブルスキンファサードには、様々な特長があります。

ダブルスキンファサード事例

Post Tower

ポストタワー(ドイツ ボン)

Sony Center

ソニーセンター(ドイツ ベルリン)

ダブルスキンファサードの特長

  • 断熱性能の向上(外皮性能のアップ)
    外皮性能は、建物の一次エネルギー消費量に大きく影響します。寒い季節は熱損失に対する障壁として機能します。キャビティ内に侵入した太陽光は、空間を暖める熱エネルギーとなり、暖房消費を減らします。一方暑い季節は、温室効果による屋内のオーバーヒートを防ぐために、ブラインドと組み合わせて冷房消費を大きく抑えます。
  • 空気が移動するということ
    キャビティ内の空気の流れは、自然に発生することも、機械的に駆動させ移動させることもあります。空気の自然な流れは、温度の高低差を利用して上昇気流(浮力)によって起こります。機械的には、モーターを使って吸排気しながら行います。必要に応じて換気と組み合わせて、執務空間とキャビティの環境を同時にコントロールします。
  • 外と内の隔てるガラスの壁
    ガラスによって外と内を隔てると、太陽を感じ、季節を感じる建物になります。フルハイトの透明なダブルスキンファサードのある執務空間は、開放感があり、視認性の向上と熱対策を両立させます。
  • 紫外線対策
    空気中に存在する紫外線による日焼けを防止する効果もあります。
  • 防風対策
    アウターは、空気層をつくるだけでなく、日射制御必要なキャビティにあるブラインドの防風対策としても効果があります。
  • 防音対策
    2枚のガラスで囲われた空間は音による不快感を低減させます。聴覚の快適さも得られます。

ダブルスキンファサード
の仕組み

建物外部の条件(日射、外部温度など)は、建物の内部の快適さと建物ユーザーの執務空間の過ごしやすさに大きく影響します。
ダブルスキンファサードは、夏と冬の大きな寒暖差に対してはもちろん、春秋のような中間期にも対応できます。煙突効果による空気の密度の違いによって発生する浮力を使って、暖かい空気を逃がし、外部の冷たい空気をキャビティに内に取り込みます。キャビティ内の気温が上昇すると微風を起こし、空気を移動させながらファサードに断熱性能をもたらします。

ダブルスキンファサードには、様々なパターンがあります。

  • 空気層で断熱強化したもの
  • 空気の移動を使ったもの
  • 換気をプラスしたもの
  • 空気層で断熱強化したダブルスキン
  • 空気の移動を使ったダブルスキン
  • 換気をプラスしたダブルスキン

一般的なダブルスキンファサードでは、ファサード下部に空気の入口をつくり、フィンを開閉し空気を取り込み、ファサード上部に出口を設け、空気を上に抜いたりします。空気の循環を調整することができますので、天候に応じた、季節に応じた調整が可能となります。
そして、ダブルスキンファサードの場合、通常キャビティ内にブラインドを設置します。インナーの外部(アウターの内部)に設置されたブラインドを自動制御し、執務空間に侵入する太陽光を最適化し、天候・季節に応じて、冷暖房負荷をコントロールしながら太陽光のマネジメントを目指します。

ダブルスキンファサードのメリット

  • 1冷暖房エネルギーの削減
  • 2自然光利用による明るい空間づくり
  • 3外との隔たりを感じない景色を楽しめる開放感のあるスペースづくり
  • 4防音対策のされた執務空間
  • 5自然換気や機械的な換気の組み合わせによる温度・湿度制御

今求められる建築において、
省エネで、快適で、健康的なワーキングスペースづくりの実現ができる方法のひとつがこのダブルスキンファサードです。

ヴァレーマが選ばれる理由

  • 01ダブルスキン対応品
    モーターの性能は、耐温度性能が-20℃~+80℃です。さらにIP54という高い防塵防水性能を標準仕様としており、ちり・ほこりや湿気に対してまったく問題がありません。動作耐久性能は、昇降動作10,000回、角度調整20,000回の規格をクリアしたモーターを使用しておりますので永く・安心してお使いいただけます。

    100V仕様の両軸モーター

  • 02完全外部仕様
    モーター、スラット、樹脂部品すべての構成部品が屋外用で使用できる耐久性の高い仕様となっております。
    完全密閉型のモーターは注油等のメンテナンスはありません。アルミ製のスラットは、塩害地域でも錆びない焼付塗装仕上げです。樹脂部品もUV耐候性が高く、長期間にわたって強度の高さを維持します。

    耐久性の高いケーブルガイド

  • 03ファサードデザインをシャープに見せる
    豊富なスラットバリエーション
    スラット厚0.45mmのブラインドは、ファサードに重厚感とシャープさを加えます。それに加え、大きなスラット幅は、大きな陰をつくり、少ないスラットの枚数で開口部をカバーすることができますので、内観からの視認性を高めます。日射遮蔽しながら、反射光を取り込むことができ、明るい執務空間をつくることができます。

    スワロフスキー 本社ビル(スイス)

ダブルスキン用ブラインド
納入事例

キャノン川崎高層棟(神奈川県)

南青山一丁目プロジェクト
(東京都)

千葉大学医学部付属病院
(千葉県)

西新橋一丁目計画(東京都)

竹中工務店 東関東支店ZEB化改修(千葉県)

岐阜商工信用組合 新本店(岐阜県)

NIPPO 本社ビル
(東京都)

近畿産業信用組合
(大阪府)

京都市 西庁舎(京都府)

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